スーパー堤防全面開放と旧防潮堤記念碑除幕式 隅田川千住大橋地区
3月25日、千住大橋駅周辺の隅田川に完成したスーパー堤防の全面開放と旧防潮堤記念碑除幕式が行われ、関係者ら53人が参列した。
式典で主催者の千住大橋駅周辺地区まちづくり連絡会の山田友計会長は「子どもの頃は隅田川の水辺で遊んでいたが、大型台風の水害のため『カミソリ堤防』といわれた堤防ができ、川との縁が切れてしまった。しかし、今回のスーパー堤防完成でまた隅田川が身近になった」と笑顔であいさつした。
一方、旧防潮堤の一部を利用して作られた記念碑の除幕式では、銘板に揮毫(きごう)した千寿小学校書道教室の子どもたち8人も一緒に除幕に参加した。記念碑には、過去の台風襲来時の潮位も記されている。
スーパー堤防のテラス(全兆00メートル)には、ベンチが数か所設置され、散策の時にゆっくりと休むことができる。また、堤防の上にもベンチが設けられ、テラスに降りられない足の不自由な人も、座って隅田川を眺めることができる。また、ワンドがあり、潮の満ち引きや隅田川に住む魚なども見られる。
(写真上)式典であいさつする山田会長
(写真中)記念碑の除幕
(写真下)揮毫した子どもたちと参列者