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大切な家族とともに〜帝京科学大でペット同行避難訓練 (2014/10/28)




 10月25日、「いのちをまなぶキャンパス」として生命環境学部などを設ける帝京科学大学アニマルケアセンター(千住桜木2)で、ペット同行避難訓練が行われた。

 今回の訓練は、主催の帝京科学大学を避難場所に指定されている都営千住桜木アパート1号棟自治会(瀬口淑子会長)の有志(うちペット同伴4組)が参加し、ペットを同伴して避難することを想定して行われた。訓練ではまず、受付で飼い主とペットの名前、各種予防接種の有無などを用紙に記入したあと、飼い主が用意されたケージにペットを入れて別室に移動。実際に多くの避難所ではペットと人の居場所が別々になるため、ペットだけの状況下、普段と異なる環境の中でペットがどのような行動をとるのかを、参加者全員で観察した。

 参加した犬種の異なる4匹は、時々吠えたり、じっと座っていたりとさまざまな様子が見られる一方、一緒に参加していた、犬へのしつけやしつけ方を人に教えるドッグインストラクターの高部敏充氏の犬は、専用のクレート(携帯用小型かご)の中で静かに寝そべっている。アニマルサイエンス学科の柳澤綾教員がスクリーンに映るその様子を見ながら、みなおとなしいが不安や緊張が見られること、高部氏の犬の様子が落ち着いている状態だと解説。あわせて、ペット動物の災害対策として環境省が出している「備えよう!いつもいっしょにいたいから」という資料を参考に、ペット用に備えとして用意しておくべきものや、高部氏の犬を例に出しながら、基本のしつけをしておくこと、専用のケージやクレートに日頃から慣れさせておくといいことなどを話した。参加した半田妙子さんは「いい経験になりました。これから何があるかわからないから(参加して)よかった」と、シーズーの空(くう)ちゃんと会場を後にした。

 この訓練を計画した一人で自身も犬を飼っている瀬口会長は、東日本大震災の際ペットとともに車で過ごしエコノミー症候群が原因で亡くなった人のニュースを見てとても心が痛んだという。「ペットを飼っていない人にもこういう状況をわかって欲しい。来年は普通の避難訓練に組み込んだものをやりたいですね」と話してくれた。

 午後には災害想定講演会として、ハーレー動物病院の船津敏弘氏による『だれにもやさしい、同行避難のすすめ』、アニマルシップのドッグインストラクター高部氏の『普段の生活からできる非常時に役立つしつけ』も行われた。

(写真上)別室でペットの様子を観察
(写真下)終了後、飼い主に会えて嬉しそう

写真をクリックすると拡大します。

 

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