六町・花畑地区ニュース一覧へ

  次へ

『気持ち』が伝わる書と絵画〜ひだまりの小さな書作展 (2014/05/16)




 六町ミュージアム・フローラで5月13日から開催されている、「ひだまりの小さな書作展」。上尾市を拠点に活動するNPO法人「障がい児者芸術クラブ」(有松則子代表)主催の、ダウン症や自閉症など知的に障がいのある人たちの書と絵画の作品展だ。

 代表の有松さんは、書道家として自身の活動に迷いのあった時期、ある展覧会で心に訴えてくる力を持つ作品に出合い、それが知的障がい児の書いた作品だったことに衝撃を受けた。それまでは障がい者と関わったことがなかったが、このことをきっかけに知的障がい児に書道を教えたいと、2001年に「障害者書道教室」を立ち上げた。ずっと独り言を言っていたり、じっとしていられなかったりと、一人ひとり個性の違う会員たちの指導に試行錯誤しながら、今ではマンツーマン対応で、また「かわいい目みたいにチョンだよー」「そこはシュッとー」など、筆の運びをわかりやすく擬音語や擬態語で伝える。また、その時その時で変わる、生徒自身が今何をどうしたいか、に留意して指導している。

 展示スペースで最初に目に飛び込んでくるのは、まるで笑顔そのものの「笑」。これを書いた芸術クラブの会員は、十数年前初めて書道教室に来たときには、『8』と『〇(まる)』ほどしか書けなかったという。書ける文字と書きやすそうな字の組み合わせで有松さんが考えた彼の最初の作品『8人のゆめ』(今回は非展示)は、有松さんにとっても思い出深い作品の一つだそうだ。

 今回の六町ミュージアム・フローラでの展覧会は、出版社に勤務する有松さんのご主人の知り合いが、世田谷にあるNHK技研ギャラリーで開催した展覧会を見てくれたことがきっかけ。この展覧会は、5月18日(日)まで開催される。芸術クラブ会員たちの、まっすぐな気持ちが伝わってくる、心に響く書や絵画に触れてみませんか。

※開催は、5月18日(日)まで、11時〜17時(18日は15時30分まで)、入場無料。
六町ミュージアム・フローラ(六町2−5−35) 電話:3885−7333

(写真上)多くの作品をゆっくり鑑賞
(写真中)そのときの素直な気持ちが表現されている
(写真下)外国でも評価の高い相田大希さんの作品

写真をクリックすると拡大します。

 

  次へ


ページトップへ